『未来少年コナン』全26話を親子で観ました@2020年9月。面白かったなぁ。小5の娘も楽しそうに観てました。よかった(笑)
このアニメ、パパがちょうど今のにっちゃんと同じ5年生の時にやってたんだよ〜
パパね、このアニメ大好きだったんだぁ〜
なんかラピュタっぽい〜!
なかなか鋭いね!いまやアニメ界の重鎮、スタジオジブリの宮崎駿監督の監督デビュー作なんだそうです。
「コナン」と言えば、今の子ども達は『名探偵コナン』ですよね。まぁ無理もないですね。現役の人気TVアニメですから。それにひきかえ『未来少年コナン』は40年前のアニメ。。。知ってるわけ無いか。
この『未来少年コナン』が放送されたのが1978年。同じ年に『銀河鉄道999』の放送が始まってますね。『ヤッターマン』や『ルパン三世パート2』も放送中。『機動戦士ガンダム』は翌年の1979年に放送されてます。ほほ〜。なんか濃いですなぁ。
子供の頃から大好きなアニメ!あらためて子どもと一緒に観られて、ちょっと幸せ〜♡
最近このコーナーを書くのに、ガンダムとかは基本ひとりで観てます(笑)。たぶん娘も妻も興味ないだろうし。ファミリーで観られるような面白いアニメって意外に少ないですよ。うん。そんな中でこの作品は数少ないファミリーで楽しめる昔のアニメって感じがします。
ほんとに『未来少年コナン』は、今観ても十分楽しめました。はじめっから最後まで、目が離せないよ(笑)
実は(記憶は定かじゃないけど)、私はこの歳になるまでに『未来少年コナン』を“何度か”1話から通して最終話まで観てるんですよね。再放送ってそんなに頻繁にはされてなかったと思うんですが、中学生か高校生の頃に電気店をやってた親戚に頼んでVHSに録画してもらった記憶もあります。
ビデオデッキ、高かったんですよ。20万円くらいしたのよ。うーん、ビデオデッキ持ってたのになんで親戚に頼んだのかな。。。再放送してる地域が決まってたのかな?
いやぁ改めて思い起こせば1980年代以前って、テレビで放送される番組を見逃すと二度と再び観ることができない世の中だったんですよね〜。そのかわり再放送が頻繁にあったのかなぁ。
VHSビデオテープに録画できるビデオデッキは、高校生の頃にやっと一般に出回り始めたんです(1985年頃かな)。画質は酷かったけど画期的でしたねぇ。でもビデオテープも高くて。。。
そういやぁテレビも小さかったな(笑)。ウチは14型だったかな。
ところが現在は、そういう頃のアニメも含めて思い立ったらネットでちょちょいっと検索すれば、いつでもどこでも何回でも観られるんですからね。すごく便利になったものです。
「未来少年コナン」感想レビュー
“未来少年”っていうとどんなイメージでしょう?ニュータイプ(笑)?未来的なファッションを着てガジェット片手にネットにダイブとか、普通そんな感じが思い浮かびますよね。
ところがこのアニメの主人公、未来少年のコナンくんは『野生児』です!
ええっと、設定では「西暦2008年」に最終戦争が起きて地球に大変動が起こり壊滅。その後20年経った世界が物語の舞台です。つーことは2028年ってことか。つまり放送された時から50年未来。半世紀先のお話になっていた訳ですね。
未来っぽさ皆無!?こういう未来像って3周くらい回って妙にリアリティがあったなぁ
主人公のコナンは、いつもはだしでボロいランニングシャツ、武器はヤリ一本?!
「ええ?!“未来少年”ってこいつが?!」って知らない人が見たら衝撃を受けます。小5の娘もそんなリアクションするかな?と思ったけど、そういう事はありませんでした。案外あっさり受け入れてた(笑)
アニメの画質は1978年だから古いんですよ。でも設定がこういう世界なのでぐるっと回って“ちょうどいい”雰囲気になってる(笑)。うん、ここまで計算して作ってた訳じゃ無いだろうけどね。
まあ主人公のコナン君の様子でもお分かりのように、あらゆる点でステレオタイプな未来っぽさは無いんです。いやいや、もちろん設定は未来のお話なので未来的な要素もあるんですがね。こういう見せ方は個人的にはとても好きですねぇ。すごく感心します。
毎回30分の中にドラマがあり、それが繋がって巧妙にストーリーが作られていきます。良くできた物語ですよ!
もともとNHKで放送されたアニメなのでCMの時間がありません。主題歌も含めてですがびっちり30分のエピソードが26話あります。
どの回もちゃんと緩急あるドラマになっていて「次どうなるんだろ?」と気になってついつい観続けてしまいます。ストーリー的には難解な部分はなく丁寧に話が流れていきますが、最終的には大きな物語りがしっかりと完成します。
こういう大河ドラマみたいなアニメ、他にはあまり無いんじゃないかな。26話全て見終わって「ふぅ〜、面白かった〜!」って、たいして長くも無い映画を見終わったような気分になります。
こういう作品ってシナリオを組む段階で相当時間かけて、計算して、作り始めるんでしょうねぇ。たいしたもんです。
今時は当たり前なんだろうけど、1978年当時にこんなのやられちゃったら同業者は焦ったんじゃなかろうか。。。
1970年代って親子関係を描くのがそんなに難しい時代だったのでしょうか。
ところで、先日の『機動戦士ガンダム』の鑑賞記で、50代のおじさんとしては「親子の関係」について気になってしょうがないっていう話をいたしました。
で「そういえば『未来少年コナン』はどうなってるんだっけ?」って思ってチェックしてみると。。。
あら?そういえば“親子”が見当たらないゾ!
そうなんです。登場人物に関して全く“親子”の関係が無いんです!以前観ていた時にはまったく気にも止めなかったのですが、改めて観てみると…
- 子どものキャラクター = 親は居ない
- 大人のキャラクター = 子どもは居ない
唯一、血縁という意味では『祖父と孫』の関係はあるんだけど、どういう訳か『お父さん、お母さん』『息子、娘』っていう関係がどこを探しても見当たりません!
これは今回、新発見でした。
物語に登場する少年少女は、おそらく小学生の高学年くらい〜大きくても高校生くらいだと思うんですね。で、設定にある舞台は最終戦争から20年経った世界です。仮に最終戦争で孤児になったとすると20才以上となります。という事は少年少女の両親は少なくとも戦争を生き延びた事になりますよね?。でも物語の舞台には誰も登場しないんですよ。
う〜ん。1978年。私は11才。ちょうど現在の娘と同じ年齢ですね。まあ確かに自分自身の経験から思い起こすと、自分よりもちょっと上の当時の中高生は荒れてましたね。『積み木崩し』とか、いわゆる『ツッパリ』世代です。
社会的には高度成長期後のオイルショックだとか、インフレとかが騒がれて、核家族化とか問題視され始めたのもこのころだったような….。
うん、あんまりテキトーなこと言ってるとおかしな事になるな。今日はこのくらいにしておきます。また機会があれば、この辺りの件は調査してみようかな(笑)
という事で、今回もAmazonプライムビデオで鑑賞いたしました。お疲れ様でした〜