フリーランサーのみな様、確定申告おつかれさまです!いやぁ面倒ですね。毎年の事とは言え憂鬱になります。
でも、面倒な確定申告も還付金を受け取ると嬉しいですよね!どうせ確定申告やらなきゃならないんだったら、しっかり節税してしっかりお金に帰ってきてもらいましょうよ!
2021年の確定申告と「青色申告承認申請書」受付は 4月15日 まで延長されてますよ!
だったら青色申告にしちゃえば!
お金の計算をしたくない!
でも難しい青色申告も、会計ソフトを使えば…
計算不要!
そのまま申請もできる!
というわけで一昔前だったら専門家しかできなかったような事が自動的にできるようになってます。特に、こんな方には絶対おすすめです!
収入が源泉徴収されている
マイナンバーカードを持っている
私は今年初めて青色申告します
2021年2月、私はこれから初めての青色申告をする予定です。理由は白色から青色申告に切り替えるように、友人から強く勧められたからでした。
パパさん、絶対に青色申告した方がいいよ!
なんか面倒臭そうだけど、まあそこまで言うならやってみるか…
できるかな?
去年の確定申告の時に、諸々の手続き(後述)をして青色申告する準備をしました。
手続きをしていない場合は白色申告しかできません。
※2021年の申請は新型コロナ対策で 4月15日まで延長されました!
青色申告は難しくなくなった?!
青色申告にするとメリットがあります。いろいろ優遇してもらえて納める税金が減ります。
しかし優遇を受けるためにやらなければならない事があります。
- 帳簿を付ける(複式簿記※)
- 青色申告用の決算書を提出する
この作業が… めっちゃくっちゃ大変 だったらしいんですね。複式簿記をまともにやろうと思ったら学校行って勉強するとか、お金を払って専門家を頼るとか…。
※青色申告でも複式簿記ではない帳簿で申告もできますが、優遇が減ります。
会計ソフトでできちゃう
私は今回、青色申告にチャレンジするために「やよいの青色申告オンライン」という会計ソフトを使うことにしました。理由は「1年間無料」だったから。
帳簿付けの知識はまったくありませんでした。家計簿すらまともに付けた事がない状態です。それでも会計ソフトがあればなんとかなります!(マジで)
- 仕事でいただいたお金を「売上」として入力する
- 仕事のために使った出費を「経費」として入力する
基本、これだけで帳簿(複式簿記)が自動的に作れます。そして帳簿ができればほぼ「青色申告」できたようなものです。
そしてそして、途中段階でも確定申告に必要な「決算書」「申告書」の書類を作れます。書類を作る過程で、帳簿の他にどんなデータが必要かが判ります!これが重要です。日頃から確定申告ソフトを扱っておけば、いざ!本番で迷う事がなくなりますよ!
2020年から要件が変更された
確定申告に関する控除の要件が2020年分の申請からいろいろ変わったようです。基礎控除が38万円→48万円と10万円アップしたり、青色申告の特別控除65万円を受けるにはe-Taxによる申告が必要になったりしてます。書面での申請だと、やることは同じなのに控除額は55万円(-10万)になります。
もしあなたが複式簿記に精通していて、確定申告の書類作りもへっちゃらだったとしても、e-Taxに対応しないと10万円分の控除が受けられないと言うことです!
私が使っている「やよいの青色申告オンライン」なら、マイナンバーカードとカードリーダーがあれば、パソコンでそのままe-Taxで申請できるようです。
青色申告するために仕方なく会計ソフトを導入したら、帳簿も書類作りも楽チンだったし、e-Taxも対応できちゃった!
帳簿付けのポイント
実は、白色申告でも帳簿付けが義務付けられています。ただし、白色申告の場合は簡単な帳簿でいいようです。(青色申告でも単式簿記での申告の方法もあります)
わたし白だから帳簿いらないでしょ
それは昔話です。2014年から義務化されてますよ。
はい帳簿見せてください!
青色申告で多くのメリットを得るには「複式簿記」という方法に限ります。そして本来なら事業用…つまりお仕事用のおサイフ(現金、銀行口座、クレジットカード)などを準備して、稼いだお金と使ったお金がぴったり合うように、帳簿に付けておくんです。複式簿記というのは元々そういう目的のためにある帳簿の記録方法です。
複式簿記でも簡単に帳簿付けできる?!
一般的に「複式簿記」では一つのお金の動きに対して、2項目の記帳が必要になります。原因と結果とか言われます。特にクレジットカードで買い物した場合は購入と口座からの引き落としのタイミングが違うのできっちり書かないとダメです。
これがよくわからないんだよね。借方と貸方とかぜんぜん理解できないし…
会計ソフトを使えばある程度はフォローしてくれるようですが、それでも自分で把握してないと何をやってるのかわからなくなってしまいます。
ところで、みなさんは仕事用と個人用でお財布を分けていますか?銀行口座は?クレジットカードは?
私の場合仕事用のお金を払う時も、普段使っている財布やクレジットカードで払います。報酬も、昔から使ってる銀行口座に入金してもらっちゃってます。
いっけんすると「本当はちゃんとお財布を分けて、しっかり管理しないといけないんじゃない?」と思いますよね。私も「ちゃんとしなきゃな」って思ってたんですが…
実は、この「個人用」の銀行口座やクレジットカードを使っていることで、複式簿記の面倒で判りづらい部分をスルーできます。「事業主勘定」というそうですが、仕事のお金を事業者が建て替えて出したり儲けたお金を自分のおサイフに入れちゃうような状況(個人事業主だから当たり前な気もする)で使います。
お金を使ったときは…
例えば文房具を買って「やよいの青色申告オンライン」で入力する場合、「取引手段」に「現金(個人用)」を選択することで、帳簿上は完了します。これはクレジットカード払いでもいっしょ。
スマホのカメラでレシート撮影して読み込むアプリも(あんまり信用できないけど)あります。
お金を稼いだときは…
売上(入金・報酬)も一緒です。現金で受け取ったら「現金(個人用)」、銀行振り込みなら「普通預金(個人用)」を取引手段にします。
ただしここで注意するのは「源泉徴収される前の金額」を入力しないといけません!
受け取った金額だけを入力しちゃうと、還付金が受けられなくなりますよ!
源泉徴収税額も忘れずに!
仕事とプライベートはきっちり分けて
私のように個人用のおサイフを使っていると、当然ですが仕事に関係ないお金の出入りがありますね。個人事業主の帳簿では仕事とプライベートをきっちり分けなければなりません!
取引手段を「個人用」にすることによって、そこから先はプライベートになりお仕事とは関係ない状態になる(みたい)です。
これは本当に楽ですよ。
細かいことは抜きにして「複式簿記」じゃないみたい!
まぁ私の場合、実際にこういう状況なのでズルではないです。
家事按分も簡単です
「仕事とプライベートはきっちり分ける」といっても、仕事にもプライベートにも使っている出費がありますね。特に家で仕事をしている方の場合、光熱費(電気ガス水道)や通信費(電話やネット)は共用になってますよね。
このような出費は「家事按分」という考え方で仕事で使ってる分だけ経費にできます。通信高熱費以外にも家賃や自動車費用なんかも家事按分している人が多いようです。
仕事に使ってる割合(事業割合)を考えて「半分」とか「30%」とか適正な比率で経費にしますが、こんな計算も会計ソフトで簡単にできます。
溜め込むと苦労が倍増するよ〜
2020年は新型コロナの影響で、いろいろ大変でした。「持続化給付金」をもらった人も多いですよね。芸術系の方は「文化庁の補助金」「アートにエールを!東京プロジェクト」など助成金を受けた人も沢山居ますね。
助成金も申告しないとダメですよ〜
脅してる訳じゃあないんですが、2020年はお金に関して頭を使わないといけない事が多かった気がします。
申告前にあわてて準備するとツラい
わっ!
確定申告もう始まってるじゃん!
経費がたりない〜!
領収書探さなきゃ!
こんな状態だと、正直「青色申告」はできません。無理です。
(※2021年は新型コロナ対策で4月15日までに延長)
いかにも面倒臭い!
確かに面倒臭いけど、白色だって同じ事
わたしゃ白色申告だから直前に準備すれば大丈夫
その考えは捨てましょう(笑)
簡単な帳簿でOKと言われてる白色申告ですが、帳簿付けはマストだし、1年に一回の書類作りだって毎度毎度「これなんだっけ?」ってなるんじゃないですか?
「青色申告する!」って決めたら…
- 来年は青色申告する宣言!(確定申告承認申請書の提出)
- マイナンバーカードを申請(持ってない人)
- 会計ソフトを導入(やよい、マネーフォワード、freeeなど)
- ついでに、銀行やクレカと連携
- ついでに、レシート読み込みアプリも導入
- レシートは保管、時々レシート読み込みする
- ときどき途中の段階でも「決算書」や「確定申告書」を作ってみる
- 還付金の額をみてニヤニヤする
これを日課…いえ、月に一回、いやいや、3ヶ月に一回でもいいので、思い出したらやってみる。
これができたら、来年の確定申告では100万円以上の控除を受けて、堂々と楽々申請できるようになります!
結局、帳簿って何だかわからなかったけど、青色申告は難しくなかったぜ!
できれば月に一度は記帳しよう
正直言うと、この1年間「青色申告する宣言しちゃったんだよなぁ」と、背中に重荷を背負った気持ちでした。
でも、11月ごろ(おそ!)に思い立って、そこまでの売上と経費と、給付金と…もろもろを会計アプリに入力してみたんです。
でも、間違っても大丈夫なんですよ。入力ミスしてもぜんぜんOKなんです。ソフト相手にいじってるだけです。何回修正したって誰にも怒られません。
今回、残念だったのはこれに手をつけたのが11月だったって事です。もっと早い段階でトライアルしてたら、もっと頑張れたと思うんですね。
お金にまつわる通知書類は全部保管!
お金にまつわる事、税金や保険、家賃やローン、水道代、電気代etc… この手の通知があったら、まずは書類の保管です。余計な物が保管されててもどうでもいいですが、必要な書類が無いと困ります。
この際、これを機に大きめの「書類保管ボックス」を作りましょう!
買い物をしたらレシートも全部とっておきましょう。コンビニやスーパーの買い物も全部です。まぁ確かに経費にならないレシートを保存しても意味はありませんが、買い物するごとに「これ経費?違う?」と迷うくらいなら、はじめの1年は全部取っておいたらいいと思います。
私はMoneytreeというスマホアプリで銀行口座とクレカを連携して、それをやよいオンラインでサービス連携しました。
口座引落しされたお金や、振込で入金されたお金がすべて網羅されるので記入漏れを防げます!
途中でも「決算書」と「申告書」を作ってみる
データの入力が途中でも、確定申告の時期にならなくても、会計ソフトでは確定申告に使う「決算書」と「申告書」が作れます。
データ量が少なくても、時々「申告書」「決算書」を作ってみてください。やよいの青色申告の場合はメニュー「確定申告」から進むと作れます。手順通りに進めていくと自動的に書類が作られます。
書類を作る手順の中で、いくつかチェックをしたり、値を入力する箇所があります。この辺りも事前に見ておくと安心です。取得に時間がかかる情報があるかもしれません。ぶっつけ本番でやろうと思うと慌てるので、何回でも作って確認しましょう
経費を増やして節税しよう
結局は「所得」が増えると税金も増えるわけですが、経費が増えれば所得が減って=節税につながります。
経費を増やすって言い方、語弊がありますね。正しくは経費は漏れなく計上して節税しよう!です
基本的に「収入」は稼いだ金額そのまま。増減の余地はありません。収入が増えれば、おサイフのお金は増えますが、納める税金も増えます。
一方で「経費」は…こちらも厳密に言ったら仕事用に使ったお金に増減の余地はないハズですが、フリーランスな個人事業主の場合、確定申告で経費にできるお金がいろいろあるのに、計上し損ねてるお金がちょこちょこあったります。
この点も、日頃から会計ソフトに触れていると「ほうほう、このお金も経費にしていいんだ!」と気づくんですが、確定申告時期に慌てて帳簿を付けてると漏れが出て「もったいない」とこになります。
- 日頃から青色申告ソフトに触れるようにしましょう!
- 記帳は頻繁に行いましょう!
- 青色申告ソフトに触れる頻度が上がるほど、本番の確定申告が楽になりますよ!
他にもいろいろあるけど…
確定申告、とくに「青色申告」にまつわる情報は他にもいろいろあります。必要になれば幾らでも情報が出てきます。
申請は3月15日までです。いまのこのタイミングを逃さずに!準備をはじめてみましょう!
※2021年は新型コロナ対策で4月15日まで延長されてます
かんばってくださいね〜!応援してまーす!