2. “絶対音感”とは?:大人のための絶対音感への道【カエルの歌が〜 みんな“相対音感”は持っている?!】

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絶対音感への道

“絶対音感”とは?

“絶対音感”って何?

絶対音感があると「どんな音も音符として聞こえて大変だ」とか「冷蔵庫がハ長調なのにエアコンが変ロ短調で気持ち悪い」とか、一般人には見当も付かないストレスを抱えて生活をしないといけない・・・という噂を聞いたことがあります。これって本当なんでしょうか?

【絶対音感】を辞書で引くと「任意の音の高さを、他の音との比較なしに知覚しうる能力」だそうです。ちなみにこれに対して【相対音感】のほうは「ある音を基準として、他の音の音高を区別判断する音感」になります。もうすこし具体的にいうと、例えばピアノで基準となる音、例えば“ドレミファソラシド”と一度弾いてもらってから、そのあとに聴いた音を“ドレミ”で言い当てられるのが“相対音感”です。これに対して“絶対音感”がある人の場合は、事前に何も弾かずに、いきなりテキトーな鍵盤を1つ叩いたとしても、その音を言い当てることができる!ということでしょう。

要するに“絶対音感”があるということは「基準となる“ドレミ‥”を頭の中に持っている」という事なんだと思います。必ずしも“すべての音が音符に置き換えられるスーパー能力”という事ではなく、“ド”の音は「ド」、“レ”の音は「レ」と、ちゃんと判かる“能力”が“絶対音感”なのでしょう。 もちろん修行を重ねていけば、冷蔵庫の音もエアコンが奏でる雑音も音名として聞き分けることもできるのだとは思いますが・・・。

みんな“相対音感”は持っている?!

さて、そもそも音に対する感覚=“音感”とはなんでしょう。

僕

いくらピアノで“ドレミ‥”と弾いてもらっても、この音が何の音なのか言い当てるなんてできないよ

という人も多いと思います。「これって“音感”からして無いんじゃない?」とあきらめてしまうのは、ちょっと早すぎるのではないでしょうか?

誰かが鼻歌で「カエルの歌が~」と『カエルの歌』を歌いはじめたとしましょう。そして、もしもあなたが「聞こえてくるよ~」と続けて歌うことができたとしたら‥‥?!。たぶんこれは立派な“音感”といえると思います。ましてや輪唱してハモったりできるとしたら、これはもう素質充分!。“ドレミ”で言い当てることはできなくても、「ある音を基準として、他の音の音高を区別判断‥」した結果を声に出して歌った、つまり“相対音感”を発揮した!ということになるのでしょう。

基準となる“ドレミ‥”

それでは「“ドレミファソラシド”と歌ってみてください」と言われたとします。歌えるでしょうか?。だいたいで構わないので、試しに声に出して歌ってみましょう。とりあえず“ドレミ・・・”と歌える人も多いのではないですか?。

あなたも小中学校の授業の中で、また楽器や歌をやったことがあるのなら練習の時に、何度となく“ドレミファソラシド”を聞いていると思います。ピアノを一度も触ったことがないという人も、まずいないのではないでしょうか。今の時代、音楽に関する環境はかなり恵まれているのだと思います。しかし、だからといって「じゃあ基準の“ドレミ”も、もう頭に入ってるんじゃん!」という訳にはいきません。問題は、本当に“ド”を“ド”の音程で歌えているのか?という事なんです。

なにげなく“ドレミ‥”と言っていますが、厳密にいうとキッチリとした基準があります。“音”というものは空気の振動を耳が捕らえた時に聞こえます。その時の空気の振動を数値に置き換えて、1秒間に何回振動するかを定義すれば、音程を言い表すことができます。例えば440Hz(1秒間に440回)の振動は、ピアノの鍵穴に一番近い“ラ”の音程になります。万国共通です。その証拠に“ラ”のことをドイツ音名、米英音名ともに(読み方は違いますが)“A”と書きますし、日本音名では「いろは」の“イ”になっています。

この基準に沿って、つまり単純にいえばピアノで弾く“ドレミ‥”と同じ音階を歌うことができなければ“絶対音感”を目指す場合、はっきりいって意味がありません。

僕

ここから先、このお話のなかで“ドレミファソラシド”という場合は、“ラ”を440Hzとしたときの“ド”であり“レ”であり“ミ”であるということにします。要はちゃんと調律されたピアノで弾いた“ドレミ”(=固定ド)っていうことで・・・お願いします。

頭の中に“ドレミ”を持つ!

絶対音感がある人に「この音は?」とピアノの鍵盤を叩いて聞かせると「ラ」と答えます。

“ド”を叩けば「ド」と答えるし“ソ”なら「ソ」です。“絶対音感”のある人には当たり前(というか、この能力が絶対音感ですから)なのですが、一般人からみれば「どうしてわかるの?」と不思議に思うところです。

これはたぶん“記憶”の問題なんだとおもいます。たとえばトマトケチャップを出されて「これは何色でしょう?」という問題を出されたとします。そこで「赤」と答えられる人は多いでしょう?。これはケチャップだから“赤”という連想からではなく、実際の色を見て「この色は“赤”という色だ」ということを覚えているから答えられる問題なのです。色に限らず大きさや重さ、温度や匂い、味なんかにしても、個人差はありますが、ほとんどすべての感覚といわれるものは記憶を頼りに判別しているといえるでしょう。

つまり、ここで言いたいことは何か!というと、“ド”や“レ”や“ミ”の音程を記憶してしまえば、絶対音感が身につけられるということなんです。

このコンテンツは2002年〜2006年にかけて執筆されたものを一部内容を変更・修正して投稿しています。
3. “絶対音感”を体験しよう!:大人のための絶対音感への道【“ド”はドーナツの“ミ” 絶対音感がある人に会ってみる】
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この記事の内容はすべて筆者の経験を元にした個人的な意見・見解です。
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