こどもの絵の才能を伸ばす3つのアイディア(幼児〜小学生)

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上の写真、先日近所のドラッグストアでもらった塗り絵。着物の柄とか凝ってるでしょ。

自分のこどもにはいろいろな才能を期待してしまいますよね?

しかし現実はというと、出来ることもあれば出来ないこともある。とはいえ「持って生まれた才能だからしょうがない」という前に親がしてあげられることがあるかもしれないよ、という話。

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先日、かなり気になる記事があることを教わりました。

音楽の才能は遺伝が9割。スポーツの8割を上回る結果に
努力すれば報われると信じている人は多い。平等な世界が実現されていることは言うまでもなく理想であろう。しかし最新…

で、私が注目したのは美術についての遺伝割合が思ったより低いということ。だいたい5割くらい。

パパ
パパ

やっぱりそうか!思ってた通りだよ

“芸術系”として一括りにされる音楽と美術ですが、なんとなく自分の経験から…

絵を描くのが好き = 絵の才能がある
音楽(演奏)が好き ≠ 音楽の才能がある

というイメージがあったので妙に納得してしまいました。絵を描くのが好きな人は絵が上手だけど、演奏が好きでも上手とは限らない…

ママ
ママ

ちなみに執筆の才能も遺伝8割ですってね。言いたいことがあっても文章が…。読みづらいブログで申し訳ないけど遺伝だからしょうがないね

自作トリックアート5才 パパといっしょにダンボールで作った不思議な絵

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美術の才能を伸ばしてあげよう

さて、うちのムスメ(8才)は絵を描くのが大好きです。

最近では頭角を現し始め地域のポスターコンテストで金賞を受賞!

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美大出身のパパの影響か「やっぱり絵はパパの遺伝よねぇ」なんてママ友から言われたりしますが、実はパパがこっそり赤ちゃんのころから美術の才能を伸ばすアイディアを実践してきていて今日の姿があるんですよぉ〜。

ではさっそく3つのアイディアを紹介いたします!

1. こどもの絵を部屋に飾るようにする事

写真の上の2枚、これはムスメが2才のときに描いた「お顔」の絵です。現在ムスメが8才なのでかれこれ6年間うちのリビングに飾られています

こどもが2才になった頃、やっとお絵かきが少しできるようになりました。それまでもクレヨンを持たせて”らくがきちょう”に絵を描くようにしてきたけど、顔の輪郭と目と口と耳がある絵を描いたのはこの時が初めてでした。

仕事から帰ってママから「今日こんな絵を描いたよ」と報告を受けてすぐに額縁に入れて壁に掛けました。

2. いろいろな画材をそろえてあげる

3才の時に描いた水彩画です。

はじめは”らくがきちょう”とクレヨンでも十分楽しいけど、ちょっと大きくなってくると新しい画材があるだけで気分が上がります。

パパ

今日はこの新しい画用紙に絵を描いてみよっか?

にっちゃん

わーいかっこいい

例えば、いつもの落書き帳ではなく、大きな画用紙を与えてみるだけでもかなり喜びます。クレヨンで描くなら黒い画用紙なんかも効果的です。
百円ショップで買えるカラーボールペンやカラーマーカーもいいですね。

特別に高い道具である必要はありませんが、ちょっと面白そうな画材をいろいろ使わせるのがコツです。

3. とにかく褒める

左の絵は”母の日におかあさんの絵をかこう”というイベントで金賞もらいました

絵を好きになるためには、絵を描くことがこどもにとって楽しくなければいけません。そして、こどもが絵を楽しんで描くために必要なのは、家で自由に絵を描くことを親が受け入れてあげるということだと思います。

「そりゃあそうだろう」と言われるかもしれません。でも親がうっかり気を抜いているとついついこどもの絵心を傷つけてしまうことも多いんです。

こども時代にはじまる「苦手意識」

4才の時に描いた水彩。上達してきました。

こどもの頃には、絵を描くことの技術的な差はあまり表出しないように思います。というよりピアノやバイオリンのような明確な技術の基準がないので評価しづらいですよね。

しかし展覧会のようなイベントで、実際に作品を並べて見比べると個々の作品の出来栄えには差が出ます。これは仕方ない事で、良い絵は”いい”し、残念な絵では”イマイチ感”が漂ってきます。

自分のこどもの絵を見て「イマイチ上手くないなぁ」と思うこともあるでしょう。しかし上手な子の絵と比べて技術的な差がどれだけ有るかという事を考えておくべきです。絵画的な表現力で負けてますか?デッサン力?構成力?あるいはメッセージ性を欠いている?。小さなこどもの絵にそんな事は求めませんよね。たぶん上手な子だってそんな事考えて描いている訳ではないでしょう。

注意するべきポイントは、このような場面において印象だけでこども自身が絵を描くことにマイナスイメージを抱かないような配慮が必要だということです。

私の同世代で絵は苦手という人の話を聞いてみると、だいたい子供時代にこんな事を言われて育ったといいます。

  • どうせ私の子だから絵の才能があるわけない
  • しょうもない絵なんか描いてないで勉強しなさい
  • おまえ絵が下手だなあ
  • 部屋が汚れるから絵はダメ

これではお絵かきが嫌いになっても仕方ありませんね。

自分は絵が得意だ!という気持ちが才能を伸ばす第1歩

もちろん自分のこどもにあえて苦手意識を植え付けるようなことは避けたいですよね。では逆に子供時代の「この子は絵が上手だ」という評価の根拠はなんなのでしょうか?。それはきっとこの子は絵を描くのが好きなんだなと思える印象や雰囲気が、作品から見て取れるかどうかではないかと思います。

という訳で、こどもが「お絵かき」を好きな遊びランキングにエントリーしてくれるように仕向けてあげるだけで絵の才能が伸ばせると、私は信じています。

にっちゃん

ねえねえ、今からお絵描きするから描き終わったらまた飾ってね

パパ

わかったわかった、上手に描けたら飾ってあげるね

では改めて3つのアイディアを紐解いてみます。

【1. 絵を部屋に飾る】
これは家庭の中でできる最大の賞賛です。そして成長していく生活の中で記念碑のようにこどもの心に輝かしい歴史を刻みます。

【2. いろいろな画材をあたえる】
これは親からの免許証のようなものです。「自由に絵を描いてもいいよ」という暗黙の了解を物質的な形でこどもに伝えるツールとなります。

【3. とにかく褒める】
これは説明するまでもありませんが、絵に対する苦手意識を持たせない為には褒め続けることは大切です。

パパ

おっ?!今日も上手に描いてるね

にっちゃん

うふっありがと

いかがでしょう?これで少なくとも家庭内では、こどもが「わたしは絵が得意」と感じられる状況が整いますよね。

画材いろいろ

今までに使ったいろいろな画材をご紹介します。中にはちょっと値が張るものもありますが「これちょっと高級なんだよ」とか言いながら渡してあげましょう(笑)。

クレヨン

定番中の定番です。最近では服についても洗えたり、1〜2才児にも持ちやすい形だったり進化しています。
小さな子供向けの画材だと思われがちですが、クレヨンならではの効果がいろいろあり幅広く使われます。

ちなみにクレヨンによく似たパステルとクレパスの違い知ってます?。
もともと硬い材料で色を固めて作られるクレヨンは線画向きなんだそうです。発色が良く折れにくいので小さなこどもにも扱いやすいですね。
一方、やわらかい材料で紙の上で混色したり面塗りしやすいパステルは絵画向け。しかし紙への定着が悪いので色落ち防止に”フィクサチーフ”というスプレーをかけて仕上げる必要があります。

クレパスというのはクレヨンとパステルのいいとこ取りしたものだそうで、サクラクレパスが商標登録したもの。一般名称はオイルパステルというそうです。

にっちゃん

でも、わたしクレヨンでも色まぜられるよ

パパ

パパもクレヨンだけでもお絵かきできるけどね

パイロット ゲルマーカー

ものすごく気持ちいい描き心地!口紅で絵を描くような滑らかで発色がいい画材です。だた、すらすら気持ちよすぎてあっという間に無くなってしまいます。

NHKの教育番組で使われているのがこのゲルマーカーだそうです。むすめが当時「ニャンちゅう」が大好きで探しました。「おかあさんといっしょ」「いないいないばぁ」などでも使われてるようです。

パイロット クレオロール

ゲルマーカーと同様の<ゲル>クレヨンなのですが、こちらは口紅というほど滑らかではなく、高級クレヨンといった描き心地です。むすめは上のゲルマーカーよりこっちの方が好きでしたね。

クレオロールには女の子が大好きな「ラメ入りメタリック」や「パステルカラー」のラインナップもあります。

三菱鉛筆 ポンキーペンシル

色鉛筆なのにクレヨン並みに発色が強く、黒い画用紙に描いても鮮やかな画材です。うちのムスメは今でもお気に入りで、よくお絵かきに使っています。
“ペットボトルにも絵が描ける”と説明書きにあり、やってみたら本当に描けました。

全部が芯の色鉛筆といえばサクラのクーピーペンシルがよく知られていますが、ポンキーはクーピーとはまったく別の描き心地です。粘りがあります。芯を紙で巻いた“ダーマトグラフ”という色鉛筆に似ていますね。ダーマトは『写真のフィルムに描ける』ので大学の写真の授業で使ってました。ポンキーもフィルムに描けそうです。

写し絵(トレーシングペーパー)

半透明の紙です。イラストや写真にトレペ(トレーシングペーパーの略語)を重ねて鉛筆でなぞって写します。うちのムスメは写し始めると無言で黙々と描き続けます。

バンダイ マジカルイラストレーター

写し絵の現物バージョンのようなおもちゃです。メガネ部分から覗くとハーフミラーがついていて、手元の紙と奥の景色が重なって見えます。奥にぬいぐるみやお気に入りの花など置いて書き写すとリアルなスケッチになります。
これはおすすめですよ。

ナカバヤシ ウッドホワイトボード

大きくて立派なホワイトボードです。我が家ではイーゼルに乗せて使っています。友達とわいわい絵を描いたり、誕生日やお祝いのときにウェルカムボードのように使ったりします。

パイロット ジッキー

磁気ボードです。我が家には磁気ボードが4〜5台ありますが、最近はほとんどこのジッキーしか使っていませんね。2カラーの”おえかきせんせい”のように黒と赤が使えます。
磁気ペンを横にして裏からこすると線が消せます。おえかきせんせい系はスライダーで消すので部分消しができませんがジッキーはできます!
愛用中です。

絵画の技術の習得に年齢制限はない?

私は本格的な絵画の勉強をするためには、ある程度の年齢に達していないと難しいと思っています。とりあえず言葉がちゃんと通じる年齢であることが必要だからです。

絵画は世間で思われているよりもずっと理論的な技術だと私は考えています。いい絵であるとか芸術的な絵画を描くにはデッサン力や構成力などのテクニックに併せてプレゼンテーション能力というか「なぜこう描いたか」を説明できる理論武装の才能が必要なんです。

一方、音楽はどうでしょう。ピアノは遅くとも小学校低学年、バイオリンに至っては小学校入学前から始めないとプロにはなれないという話を聞いた事ありませんか?

もう少し詳しく言わせていただくと、ピアノだって本当は早く始めるに越した事ないのですが、ピアノには子供用の楽器がないので物理的に指が届かないので子供が大人向けの曲の演奏ができないし、いくら才能があってもスタートダッシュはなかなかできません。一方、バイオリンは2才くらいから体の大きさにあった小さいサイズの楽器が手に入ります。ということは大人の曲を子供が弾くのに物理的なハードルはありません。そのため人よりもどれだけ早くスタートダッシュをかけてゴリゴリ難しいテクニックを幼少の頃から習得できるかを競ったりしています。

では絵画の場合はどうでしょう。この理屈から言えば物理的なハードルは無いでしょうね。大人用のキャンバスや絵筆が子供には使えないから大人のような絵画は子供には描けない…ということではないでしょう。大人のような絵を子供が描けない理由は別の要因です。

バイオリンのように子供時代から毎日毎日練習して積み上げなければ習得できないテクニックが、絵画において必要なのか?というと…必要ないですよね。

大きくなった時に自分で才能を見極めればいい

とりあえず、あなたのこどもが無事に絵を描くことが好きになってくれたとします。

そして中学生や高校生になった時に自分で「大好きな絵画を本格的に始めたい」と思い立ったなら、その時が絵画の技術を勉強し始めるタイミングなんだと思います。

こども自身が自分の才能なら挑戦できると信じている訳だから親としては応援してあげなきゃいけません。

と、未来の妄想はこのくらいにしますが、実は私自身が美大進学を決めたのは高校3年の夏でした。自慢にもなりませんが二浪してやっと目指す美大に進学することができました。

美術の大学に進むことが絵画の才能があることの証明ということではありませんが、こどもの将来において絵画を描くという選択肢があったとしたら、それはとても素晴らしいことだと思います。

最後に

これからの時代、どうなっていくか知りませんが、私が感じているのは「一つのことに秀でているだけでは、足りないかもしれない」という恐怖感です。といって「広く浅くマルチな知識人」が理想かというとぜんぜん違う気がします。あえて言うと「必殺技を3つ以上持ってる人が生き残るバトルゲーム」みたいな社会…かな。

絵画を描くという人生の選択肢が必殺技であるかわかりません。ただ美術や音楽は人生を豊かにしてくれるのは疑いないでしょう。

私たちもお互いに、こどもたちの才能を信じて楽しく豊かな生活を楽しみましょう。

ご静聴、ありがとうございました。

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