格安4Kビデオカメラを買いました
※2020/4月の時点では同じ製品は販売されていませんね…見た目は同じに見えますが。
レビュー動画
近所の公園で試し撮りしました。もうちょっと良い被写体があればよかったんだけど、とりあえずサクッとレビューしてみましたよ
商品情報
パッケージです。
とりあえず、入っていたものを並べてみました。
購入先はアマゾンです。ほとんど同じ製品と思われる商品が Kenuo, ACTITOP, Andoer, Ansteker, Besteker, CofunKool などのブランドからも販売されています。
【パッケージの内容】
本体*1、マイク*1、マクロレンズ*1、ワイドランズ*1、レンズ袋*1、レンズキャップ*1、カメラパック*1、バッテリー*2、アダプターリング*1、USBケーブル*1、HDMIケーブル*1、電源アダプター*1、日本語説明書
“商品説明より”
上記の他に、マイク用のボタン電池とミニステレオ<->ミニステレオの接続ケーブルも付属していました。SDカードは別売です。
特徴(商品情報より)
- 特性タイムラプス撮影機能
- 赤外線撮影機能
- 2in1超広角レンズ
- Wi-Fi接続
- 一時停止(?)
- 外付けマイクで高音質に
- ループ録画
- 動体感知
- 16倍のテジタルズーム
写真解像度:48M(9212×5184)、36M(7936×4480)、24M(6340x 3600)、16M(4640 x 3480)、12M (4608x 2592)、8M (3840 x 2160)
ビデオ解像度:4K 2880×2160(24FPS)、2K 2560X1440(30FPS)、FHD1920×1080(60FPS)、FHD1920x1080(30FPS)、HD 1280X720(60FPS)、HD 1280X720(30FPS)
イメージセンサー:13.0メガピクセルCMOSセンサー(48MPまで補間)
ズーム:16Xデジタルズーム
セルフタイマー:2s/5s/10s
ファイル形式:写真-JPEG、ビデオ-mp4、オーディオ-WAV
良かった点
とりあえず購入直後のファーストインプレッション!
新しいおもちゃを手に入れると、用もないのにいろいろ動かしてみちゃいますよね〜
とにかく安い!
まずはコレに尽きます。こんな値段で4Kビデオカメラが手に入るとは驚きです。しかもこのセット内容。ちょっと考えられませんね。
腐っても4K
ビデオ解像度:4K 2880×2160(24FPS)…秒30フレームではなく24というのはちょっと残念ですが、とはいってもHD(1440×1080)の縦横2倍、面積にして4倍の解像度ですからね。
暗視モード(赤外線撮影)
こんなの初めてみました。わずかな赤いランプだけで真っ暗な場所でもかなりはっきり撮影できちゃうんですね。
でもこれって、実はヤバいやつでしょ?おまけにスペックをみると動体感知とかタイムなんとかとか、使いようによってはヤバい使い道がありそうでちょっと怖いですが…。
WiFiスマホ撮影
専用アプリをDLして使います。面白そうなのでやってみました。ソニーの『マルチインターフェースシュー対応ワイヤレスアダプター』も持っているんですが、性能的にはどっこいどっこいな感じでしょうか。でもこんな性能があるのは楽しいですね。
一応 “露出” はある
タッチパネルに「EV」という部分があって、+2.0〜-2.0の範囲で調整ができます。
↑ちょっとデザインが違う製品です。どっちにしようか迷いました。商品説明によるとこちらのカメラはSONY製センサーだそうです。買った方は何処製か書いてないけど、見た目そっくりな別商品にはパナソニック製と書いてありました。
残念な点
ほとんどは「そうは言うけどこの値段だからね」ってことでスルーできる部分でもありますが、ツッコミどころは満載なので書いておきます。
色がイマイチ
全体的に画像が赤いです。赤外線を受け入れるからでしょうか?
静止画モードの時は設定メニューに「ホワイトバランス」という項目があって「オート/晴天/曇天/タングステン/蛍光灯」が選択できます。しかし液晶画面で見る限り違いは全くわかりません。
ピントがない
このカメラにはピントがありません。これオートフォーカスだから…ということではなくて、確かパンフォーカスというやつです。ある程度(1メートル)先から無限遠までぼやけない設定にレンズが作られているようです。
ズームも光学的なものではありませんし、デジタルズームの範囲も狭いので、例えば運動会や学芸会などのスナップ動画を撮影しようと思うとストレスがあるでしょうね。
この点をフォローするためにマクロレンズと広角レンズが付属されているんでしょうね。まあ十分とは言えないまでも、気の利いた付属品だなあと関心します。
結果的には「色問題」で断念せざるを得ませんでしたが、得るものはあってさらにカスタムしてみようかと思っております。
録画の音声がモノラル
これだけ立派なマイクが付属しているのにも関わらず、モノラル録音しかできないというのはいかがなものでしょう。
商品説明もかなり微妙で「ビデオカメラのために設計されたステレオマイク同梱」と記されて、録音はモノラルであることは書かれていません。
たしかに付属のマイクはステレオマイクです。しかしステレオで録音できなければ意味ないでしょ!っていうかモノラル録音しかできない製品にステレオマイクが付属していると誰が思うでしょうか?
接続端子の場所が設計ミス
なぜ端子類をこんなところにしてしまったのでしょうか。液晶パネルが開いた状態にしなければ充電すらできないとは…。
液晶パネルを端子キャップの替わりしているのかと思うと、実はシャッターがついています。なんでここなのか。そしてSDカードのスロットだけなぜ底面なのか…。
これじゃあ絶対に液晶パネルを閉じることはできません。
他にも…
- ヘッドフォン端子がない(スピーカーは一応ある)。
- 液晶パネルを自撮り側に回転したときに鏡像にならない。
でも、これはこれで『良いんじゃないでしょうか』
私がこのカメラを買った最大の目的は、実は娘の発表会を撮影するためなんです。それもスナップ撮影のような使い方ではなく、ステージ全体が収まる位置にカメラを固定して4Kで撮影し、編集作業をするときにトリミングしたりズームしたりパンしたり…と加工する素材にするための映像を撮影するために購入を決意しました。
パパはいつも発表会のDVDをつくるんだよ!
今度の発表会がたのしみだね!
今回のレビュー動画を編集して、使えそうな手応えバッチリ!
次のDVDはまかせとけ!
ビデオカメラ2台体制での撮影
発表会などの撮影にカメラ2台体制で臨もうとした場合、問題点は2つあると思います。
問題1:機器の価格が高い
ひとつは機器の価格が高いこと。一般的にはビデオカメラって最低でも4〜5万円のイメージでしょうか。私の使っているハンディカムPJ630は当時7万円くらいで買ったように思います。
ところがこの4Kビデオカメラはオールインワンで2万円前後!本体のみだと¥15,000-で販売しているものもあります。すごいですよね
問題2:2台同時に操作できない
もうひとつの問題点は2台のカメラを同時に操作できないこと。実際ウチにもハンディカムの前に使っていたビクターJVCのエブリオがあって、その気になれば2台のカメラで撮影することはこれまでも可能でした。でも仮に一台は全体用、一台はクローズアップ用と使い分けたとしても現実的に一人では両方のカメラの操作はできないという理由で2台体制はとっていませんでした。
しかしこの4Kビデオカメラは、その名の通り4Kサイズの動画を撮影できます。
DVDの編集ではハイビジョンサイズで動画編集をしています。ここで4Kサイズの素材であればクローズアップしても画素の乱れはかなり抑えられます。
つまり、三脚立ててステージ全体を撮りっぱなしにしておいても動画素材になる=撮影の操作から解放される訳です。
動画編集のときにちょっと手をかければ
このカメラはパソコンで動画編集をするのであればきっと重宝します。
例えば色の問題は、図のようにちょっとの補正で違和感なく使えそうです。
音声についてはメインで撮影するカメラで、または別のレコーダーで録音した音声に画像を同期させることで解決します。
ピントやズームは固定撮影したものを編集段階で動かせば、手ブレなども気にせずスムーズな動きを実現できます。
なんなら手が届かないような場所に設置してもWiFi機能でスマホから操作することだってできるので、頑丈な背の高い三脚でカメラを固定したらステージを俯瞰で撮影も可能ですよね。編集次第ではドローンか何かで撮ったような画が作れそうです。
まとめ
- とにかく安い!
- パソコンでの編集を前提に、動画素材の撮影に使えそう
- スマホやハンディカメラで撮るようなスナップ動画の撮影には向いていない
次の発表会で実際に使ったら、またレポートしまーす
今回紹介したものとほぼ同じ製品↓
比較したソニーハンディカムの後継機↓